金融機関コードとは、『統一金融機関コード』を正式名称とする、金融機関に付与された4桁のコードです。
全国銀行協会内の金融機関共同コード管理委員会が制定しています。
金融機関コードの他に、『銀行コード』『全銀協コード』とも呼ばれています。
全国銀行データ通信システムなどでの通信や、顧客会社が依頼する振込や口座振替のデータ作成に用いられています。
日本銀行・都市銀行の金融機関コードについて
日本銀行の金融機関コードは、『0000』となります。
また、都市銀行の金融機関コードは
- みずほ銀行(旧 第一銀行→第一勧業銀行):0001
- 三菱UFJ銀行(旧 三菱銀行→東京三菱銀行→三菱東京UFJ銀行):0005
- 三井住友銀行(旧 住友銀行):0009
- りそな銀行(旧 大和銀行):0010
- 埼玉りそな銀行:0017
となっています。
都市銀行は、かつては『0001』から『0032』まで割り当てられていましたが、現在では5行のみとなっています。
ちなみに、かつての都市銀行は
- さくら銀行(旧 三井銀行→太陽神戸三井銀行):0002
- 富士銀行:0003
- あさひ銀行(旧 協和銀行→協和埼玉銀行):0006
- 日本勧業銀行
- UFJ銀行(旧 三和銀行):0008
- 東海銀行:0011
- 北海道拓殖銀行:0012
- 太陽神戸銀行(旧 神戸銀行):0014
- 東京銀行:0015
- みずほコーポレート銀行:0016
- 太陽銀行:0021
- 埼玉銀行:0032
となります。
新たな形態の銀行の金融機関コードについて
『0033』以降は、いわゆる『新たな形態の銀行』に割り当てられた金融機関コードです。
- ジャパンネット銀行:0033
- セブン銀行(旧 アイワイバンク銀行):0034
- ソニー銀行:0035
- 楽天銀行(旧 イーバンク銀行):0036
- 日本振興銀行(現在は存在せず):0037
- 住信SBIネット銀行:0038
- じぶん銀行:0039
- イオン銀行:0040
- 大和ネクスト銀行:0041
- ローソン銀行:0042
ゆうちょ銀行・政府系金融機関の金融機関コードについて
ゆうちょ銀行の金融機関コードは、『9900』となります。
また、政府系金融機関にも、金融機関コードは割り当てられています。
その他政府関係金融機関の金融機関コードは、
- 国債整理基金:9902
- 財政融資資金:9903
- 日本銀行振替社債等DVP:9904
- 年金運用基金(現在は存在せず):9914
- 日本政策投資銀行:9930
- 日本輸出入銀行(現在は存在せず):9931
- 日本政策金融公庫:9932
- 国際協力銀行:9933
- 国民生活金融公庫(旧 国民金融公庫、現在は存在せず):9935
- 住宅金融公庫(現在は存在せず):9936
- 農林漁業金融公庫(現在は存在せず):9937
- 中小企業金融公庫:(現在は存在せず):9938
- 北海道東北開発公庫(現在は存在せず):9939
- 地方公共団体金融機構(旧 公営企業金融公庫):9940
- 中小企業金融公庫(現在は存在せず):9941
- 中小企業信用保険公庫(現在は存在せず):9941
- 福祉医療機構(旧 社会福祉・医療事業団):9942
- 環境衛生金融公庫(現在は存在せず):9943
- 沖縄振興開発金融公庫:9944
- 預金保険機構:9945
となっており、その他政府関係機関は
- 住宅都市整備公団:9955
- 年金積立金管理運用独立行政法人(旧 年金福祉事業団):9956
- 雇用促進事業団:9957
- 環境事業団:9958
- 船舶整備公団:9959
- 地域振興整備公団(旧 社会福祉事業振興会):9960
- 労働福祉事業団:9962
- 日本私学振興財団:9963
- 中小企業振興事業団:9964
- 金属工業事業団:9965
- 石油公団(現在は存在せず):9966
- 海外経済協力基金(現在は存在せず):9967
となっています。
金融機関コードの検索方法について
通販で購入した品物の代金の振込みや、取引先の登録などで振込先登録を行う際、まれに金融機関コードが必要になることがあります。
大抵の場合は、銀行名や支店名を漢字で書くだけでOKなのですが、エラーチェックのために、わざわざ金融機関コードの記入を要求されることもあります。
その際に、金融機関コードを金融機関を問わずに一括検索してくれるサイトがあれば便利ですよね。
それが、『金融機関コード・銀行コード・支店コード検索』です。
このサイトでは、各金融機関の頭文字をクリックすることで、数クリックで金融機関コードを検索できるのです。
日本全国の1,500を超える金融機関が登録されています。
都市銀行・地方銀行はもちろん、農業協同組合(JA)などの農水産業協同組合まで、このサイトだけで検索可能です。
いちいち金融機関のサイトを訪れなくても、このサイトを使えばどんな金融機関でも検索できるのは嬉しいですよね。
月に1回、定期的にデータが更新されているので、常に最新の情報を入手できます。
また、銀行名の頭文字からコードを検索するのはもちろん、逆に金融機関コードから銀行名を検索することもできます。
このほか、住所からも最寄の金融機関を検索できるので、引っ越し先で銀行を探す場合などにも重宝します。